鶴見済「0円で生きる」を読みました
『居場所』って、
循環させることができる場所が自分にあるということなのかもしれない。
と思いました。
鶴見済 「0円で生きる」
地球上にあるものはもとより全てが共有物だった
あらゆるものの私有化を推し進めた資本主義に対して、無料の生活圏を作りお金への依存度を下げる、その方法が具体的に書かれています。
あ、こんな視点があったのか、そうだよな〜って読みました。
贈る、
あげる、
もらう、
循環させる、
不用品ショップ、
居場所が生まれる、
泊める、
泊まる、
CC(クリエイティブ・コモンズ)、
貸し借り、
共有、
オルタナティブな経済圏をつくる、
フリマ、
助け合い、
行政の再分配を貰う、
図書館、公演、霊園、公民館、大学キャンパス、
市民農園、博物館、見学会、
拾う、
家庭菜園、
野草採取、
鳥を観察、
神への贈与・・・
お金儲け至上主義に対置するものとしての「贈与経済」(ギフト・エコノミー)。お金を使うことは人間関係の省略でもあるという文言には頷きます。
どっちが良いという話ではないんですね。人間関係の省略 or 濃い人間関係を押し付けられるしか選択肢がないんじゃなくて、自分で付き合いの頻度や距離まで決められる緩い関係の可能性をここでは提示されている。
社会の仕組みに馴染めなかったり、今は好みのつながりや居場所のない人(私です・・・・)、行動のヒントが見つかりそうです。
自分はこの本を読んだ後にとりあえず野草を摘んで食しました。
(野草に関しては毒もあるので注意が必要です)
twitterも面白いです。
同じ著者が昔に書いたこの本も気になります。